【美容ライター 片岡えりさん】 髪を洗いながら、鎮静の香りでメディテーション。

私たちの生活を豊かにしてくれる、香り。フェミニニティを高める官能的なフレグランスに、すっきりリフレッシュする入浴剤、朝はコーヒーの香りで目覚め、外に出ればエスニックな香辛料やバターの香りに食欲をそそられ…。

でも本来、日本人の香りの愉しみかたは、もっと秘めやかだったのかもしれません。そんなことを感じさせてくれるのが、日本の繊細な感性と、フランスのシックなエスプリを併せ持ち、東京のホテルスパでも採用される、yayoiのヘアケアです。髪をケアするのは、梅果実やシソ葉、ユズ果実、緑茶、ソメイヨシノ葉など、古くから日本の生活に根づく植物由来成分。特徴的なのが、フランスの調香師が“世界から見た日本”をイメージしてクリエイトしたという、ほのかなユズと蜂蜜の香り。そこに成分の緑茶や梅、シソが加わり、何ともいえない雅で複雑なニュアンスに。そもそもバスタイムは蒸気が立ち込めた密室で香りを楽しみやすい環境ではあるのですが、中でも目を閉じてシャンプーする時間は、五感が研ぎ澄まされるもの。yayoiで髪を洗っていると、静かな“和”の香りが嗅覚を刺激し、ふっと頭がクリアになるようなメディテーションに近い感覚を得られます。ふわふわとキメ細かい泡の気持ちよさも格別で、無心になって洗い続けてしまうほど。


ノンシリコンでもきしむことなく、アミノ酸系洗浄成分でマイルドに洗い上げるシャンプーは、高浸透型ケラチンと毛髪用アミノ酸が髪の水分、油分、タンパク質にアプローチし、和の成分で頭皮の潤いもキープ。汚れはすっきり落としながら、扱いやすくハリのある髪に導くジェンダーレスな使用感です。シリコン、パラベンフリーのコンディショナーも、共通成分と菜種オイルやパルチミン酸で髪を潤し、パサつかず、指通りのいいなめらかな仕上がりに。


おそらく、ブリーチやストレートパーマを繰り返したようなハイダメージヘアには、しっとり感が物足りないでしょう。けれど頭皮の潤いバランスを整え、髪のダメージを補修しながら重過ぎない仕上がりは、実はとても大人フレンドリー。寂しく見えがちな髪にふんわりとしたボリュームをもたらし、さらっと軽やかで風になびく髪を実感できます。気になる毛先には、ぜひ好みのヘアオイルや美容液をプラスして。シャンプーもコンディショナーも香りが控えめなので、アウトバストリートメントを邪魔することもありません。

香りも、仕上がりも、優しく柔らかくストレスフリーなのに、トゥーマッチではないバランス感。清らかでピュアな素髪を導くYayoiのヘアケアは、私達が忘れていた“和”の美しさを教えてくれるはずです。




Profile
片岡えり

美容ライター、エディター。『VOGUE』『FIGARO japan』『婦人公論』などの女性誌やウェブマガジンでスキンケアやヘア、ボディ、トレンドメイクなどの美容ページを担当。ホルモン、メンタル、栄養といったインナーの取材も多く、内外バランスにフォーカスしたビューティ情報に精通する。


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